小切手は面倒くさい
日本ではあまり使われないがアメリカで頻繁に使われるものの1つとして小切手があげられる。 最近これでちょっと面倒なことがあった。
以前は家賃を小切手で払わなければいけなかったので、銀行からpersonal checkという、自分の名前と住所が書かれた (要は自分専用の)小切手を買っていた。 もっとも家賃以外はすべて銀行引き落としやクレジットカードによる決済が可能だったので、小切手は家賃の支払いのためだけに準備していた。 しかし今は家賃が銀行引き落としになったので、昨年引っ越して以降はpersonal checkを購入していなかった。
ところが、先日どうしても小切手で支払わなければいけないものがあった。 当初は銀行に行けば小切手くらい簡単に入手できるだろう、と思っていたが、実際は非常に面倒くさかった。 まず、自分が使っている銀行には(a) personal checkと(b) casher's checkの2種類しかない。 前者は自分で名宛人と支払額を記入できるが、最低1綴り42枚を購入しなければならず、(自分専用なので)結構値段が張る。また、注文してから1~2週間待つ必要がある。 一方casher's checkは銀行の窓口で名宛人と支払額をしていしてその都度発行してもらうものだが、なんと手数料が$15(!)もかかる。 今回の場合、普段は小切手を使わないのでcasher's checkを選択したのだが、たった$20の支払いのためにほぼ同額手数料を払うはめになってしまった。
小切手の性質を考えればいろいろと面倒なことが多いのはわかるのだが、それにもかかわらずアメリカでは小切手を使わなければならないケースが(頻繁ではないとはいえ)あるのが不思議でならない。 その点、日本ではほとんどの場合現金かクレジットカードのどちらかで支払いを済ませることのできるので便利だと感じる。