ikeの日記

しがない研究者の雑記。

Stay-at-Home & 国勢調査

前回の投稿に続いて最近のできごと。

Stay-at-Home

コロナウイルスの拡がりにより、うちの大学も3月11日に授業が当面の間オンラインで行われるようになり、3月30日には居住している州で外出禁止の州知事令 (Stay-at-Home Order)が出された。

私の観測範囲では在宅勤務や外出禁止による生産性低下やメンタルヘルスへの影響がしばしば指摘されている(気がする)。
自分はもともと必需品の買い物とたまに大学に行く以外にはほとんど外出していなかったため、幸いなことに(?)生活への変化はあまりない。

今回の騒動で自分が困ったことを挙げると
(1) 自分の近所でも買い占めが起こり、様々な商品が品薄(というより品切れ)になっている。特に驚いたのが、生肉が非常に品薄になっていること。買い占めてどうするわけ…?
(2) 人と話す機会が完全になくなった。英語が下手になるどころか、声の出し方を忘れかけている 笑。
(3) 参加を予定した学会が2つキャンセルされてしまったこと。いずれもネットワーキングや旅行を兼ねていたので、非常に残念。
(4) おそらく日本にしばらく帰省できないだろうこと。
といった感じだろうか。

自分も感染するんじゃないか、とか人種差別や治安が悪化するんじゃないか、とか不安はあるが、健康に気をつけつつ引きこもり生活をできるだけ楽しもうと思う。

国勢調査

今年は10年に一度の国勢調査イヤー、ということでアメリカの国勢調査に初めて回答した。
回答はオンラインででき、回答者の識別は事前に郵送されてきたIDを入力するだけなので非常に簡単だった。

しかし驚いたのは質問項目の少なさ。聞かれたのは
・世帯構成
・持ち家か否か
・性別
・年齢
・ヒスパニックか否か
・人種
だけだった。
教育程度や職種、国籍といったその他の情報はAmerican Community Surveyで聞いているからいい、ということなのかもしれないが、政策決定の基礎情報になりそうな変数の多くがサンプル調査に委ねられている、というのは不思議な気がする。
国勢調査も回収率が100%でないから…、という事情もあるのかもしれない。

他国の国勢調査事情を知ることができたいい経験だった。